ドル安
円高とは為替市場の取引における円の対ドル価値の上昇をさしますが、円を買う動きが強く円の価値が高まりドルの価値が下がることを円高ドル安といいます。
円ドル相場を左右する要因はいろいろありますが、経常黒字・赤字の金額もその要因のひとつです。
日本の輸出が好調なほど購入代金の支払いのために円が買われ、円高が進行します。
また国内外の金利格差も関係します。
国内の金利が海外の金利より高ければ高いほど、国内への資金の流入が増加し円が高く円高ドル安となります。
また国内の景気状態も大きく左右します。
国内の景気が良いと海外からの投資が増加し、それにともなって円の需要が増加し円高が進むのです。
よってドル安になります。
円の価値が高まりドルの価値が下がることを、円高ドル安といいましたが、その反対に円の価値が下がりドルの価値が上がることを円安ドル高といいます。
円安ドル高の要因は、上記の円高ドル安の要因の反対になります。
またその他にも季節的な要因として、海外旅行者による影響で円安になることもあります。
日本の海外旅行者は、ゴールデン・ウィークや夏休み、正月などに集中して出国します。
その際に使う分の両替やトラベラーズ・チェックの調達、買い物で使ったカードの決済などが、一時的に外貨買いを膨らませ、円安ドル高の要因の一つとなります。